【ドミナリア】赤アンコの英雄譚「ケルドの炎(The Flame of Keld)」のカード画像が公開!英雄譚カードに関する公式詳細解説も掲載!



【ドミナリア】赤アンコの英雄譚「ケルドの炎(The Flame of Keld)」のカード画像が公開!英雄譚カードに関する公式詳細解説も掲載!

MTG「ドミナリア」にアンコモン枠で収録される赤の「英雄譚」エンチャント

ケルドの炎(The Flame of Keld)

のカード画像が公開されました!

 (公式)メカニズム紹介

【ドミナリア】赤アンコの英雄譚「ケルドの炎(The Flame of Keld)」のカード画像が公開!英雄譚カードに関する公式詳細解説も掲載!

《ケルドの炎》
{1}{R}
エンチャント ― 英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― あなたの手札を捨てる。
II ― カードを2枚引く。
III ― このターン、あなたがコントロールしている赤の発生源がパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりに、それはそのパーマネントやプレイヤーに、その点数に2を足した点数のダメージを与える。

* 複数の置換効果がダメージの与え方に影響を及ぼす場合、ダメージを与えられるプレイヤー(または、ダメージを与えられるパーマネントのコントローラー)がそれらの効果の適用順を決める。

* あなたがコントロールしている発生源からのダメージが、対戦相手がコントロールしている複数のパーマネントに、あるいは対戦相手1人と対戦相手がコントロールしている1つ以上のパーマネントに同時に、割り振られたりそれらの間で分割されたりする場合には、2を足す前に元のダメージを分割する。たとえば、あなたがトランプルを持つ赤の5/5クリーチャーで攻撃し、対戦相手が2/2クリーチャー1体でブロックした場合、ブロック・クリーチャーに2点、防御プレイヤーに3点のダメージを割り振ることができる。その後、これらはそれぞれ4点と5点に変更される。

I効果にて手札をすべて捨てるデメリットがあるものの、II効果では2枚ドローをもたらし、III効果では赤のすべての発生源が与えるダメージを+2する、ハイリスクハイリターンな英雄譚となっています!

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また、「英雄譚」エンチャントに関する詳細解説記事も掲載されています!

英雄譚エンチャントの公式詳細解説

物語は、ケルドの山々と同様にドミナリアの代表的な風景です。戦争、侵略、かの有名な兄弟……ドミナリアには古今東西あらゆる物語が詰まっているのです。「英雄譚」は、そういった物語を見事な形でカードへ収めた新たなエンチャント・タイプです。未来人がいない限り、皆さんも初めて見る形でしょう。ですがこの次元では珍しいものじゃありません。

英雄譚にはそれぞれ3つの章があり、それぞれⅠ、Ⅱ、Ⅲのシンボルで表現されます。各章はそれぞれ対応する効果を持ちます。《ケルドの炎》のⅠの章能力の効果は「あなたの手札を捨てる」。もちろん物語の先は明るいものです。英雄譚の中には、複数の章が同じ効果を持っているものもあります。その場合は同じ効果が複数回書かれるのではなく、章を表すシンボルが対応する効果の部分にまとめられています。

 それぞれの章の効果は、「伝承カウンター」によって引き起こされます。英雄譚は伝承カウンターが1個置かれた状態で戦場に出ます。戦場に出てから後では、あなたの第1メイン・フェイズの開始時に伝承カウンターを1個加えます。これはスタックを用いません。あなたのドロー・ステップの直後、あなたがクリーチャーやソーサリーなどの呪文を唱えられるようになる前に行われます。では伝承カウンターはどのように機能するのでしょう? 各章の章シンボルとその後に書かれた効果で、誘発型能力を表します。伝承カウンターが英雄譚に置かれたとき、その英雄譚に置かれている伝承カウンターの数を参照します。そして伝承カウンターの個数が各章の章番号の数以上になったとき、効果が誘発するのです。最後の章能力がスタックを離れたら、あなたはその英雄譚を生け贄に捧げます。なお『ドミナリア』で登場する英雄譚は、すべてⅢが最後の章です。最後の章能力がスタックを離れるのは大抵の場合解決されたときですが、打ち消しやその他の方法でスタックを離れることもあるでしょう。方法は何であれ、最後の章能力がスタック上からなくなった時点で、あなたはその英雄譚を生け贄に捧げます。これは状況起因処理です。

 例を見てみましょう。もとい、読んでみましょう。《ケルドの炎》は伝承カウンターが1個置かれた状態で戦場に出るので、Ⅰの章能力が誘発します。その能力が解決されたら、あなたは手札を捨てます。《ケルドの炎》が戦場に出るのは大抵あなたのメイン・フェイズでしょうから、そのターンに起こることはそれで終わりです。次のターン、あなたの第1メイン・フェイズの最初に、《ケルドの炎》の上に伝承カウンターを1個置きます。これで伝承カウンターの数は2個になり、Ⅱの章能力が誘発します。その能力が解決されたら、あなたはカードを2枚引きます。(ほらね?「物語の先は明るいものです」って言ったでしょう?)さらに次のターン、あなたは《ケルドの炎》の上に3個目の伝承カウンターを置き、このターンに与えるダメージを増やせます。きっとターンを楽しく過ごせるでしょう。そして最後の章能力が解決されたら、あなたは《ケルドの炎》を生け贄に捧げます。実に詩的ですね。

 第1メイン・フェイズの開始時に伝承カウンターを加えるのは強制です。伝承カウンターを置かないことを選び、物語を長引かせることはできません。それから、伝承カウンターを置くことはスタックを用いませんが、章能力はスタックに置かれることを覚えておいてください。なので章能力に対応して何かすることはできます。また、ひとたび章能力が誘発すれば、その後その英雄譚の上の伝承カウンターが増減しても誘発した能力に影響はありません。英雄譚の上から伝承カウンターを取り除く手段を見つけても、誘発した能力には干渉できないのです。しかし伝承カウンターを取り除くことができれば、また次に伝承カウンターを置いたときに対応する章能力が再び誘発します。ただし、伝承カウンターを2個から1個に減らしても、その時点でⅠの章能力は誘発しません。その後伝承カウンターが置かれたときに、Ⅱの章能力が誘発します。

 珍しいケースですが、複数の伝承カウンターが同時に英雄譚に置かれる場合があるかもしれません。例えば《倍増の季節》のようなカードの影響下で起こり得ます。その場合は、最初がどの章で最後がどの章だったかを確認してください。終わりの章を含め、その間にある章能力がすべて誘発します。例えばあなたが《倍増の季節》をコントロールしている状態で《ケルドの炎》を戦場に出す場合、伝承カウンターが2個置かれた状態で戦場に出ます。するとⅠとⅡの章能力が誘発し、あなたはそれらを好きな順番でスタックに置くことができます。(もちろん、あなたの手札を捨てる能力の上にカードを2枚引く能力を置くのはおすすめしません。それでも決めるのはあなたです。)次のターンは伝承カウンターをもう1個置きます。(これはターン起因処理であり、《倍増の季節》の影響を受けません。)これでⅢの章能力が誘発します。この章能力がスタックを離れたら、あなたは《ケルドの炎》を生け贄に捧げます。

 以上で英雄譚の話は終わりです。


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