MTGのパックから希少確率で出現する特別仕様のレアカード
FOILカード (※)
に関する
FOILの反りの直し方 & FOILを反らさない方法
についてまとめました!
(※)プレミアム、フォイル、ホイル、キラ、箔押し、光り物、等の色々な呼び方がありますが、この記事では呼び方をFOILで統一しています。
MTGのFOILが反る理由について
まずはじめに、MTGのFOILが反る理由について説明します。
FOILが反る理由は、カードの表面と裏面とで材質が異なることにより、表面と裏面に吸湿差(空気中にある水分を吸収する量の差)が生じているためです。
表面と裏面の吸湿差によって徐々にカードの片面が膨らんでしまうため、FOILカードに反りが生じてしまうのです。
とりわけ、空気中の水分が多くなる梅雨の時期などにはFOILカードがよりいっそう反りやすくなります。
FOILの反りの直し方
上記項目「MTGのFOILが反る理由について」で説明したように「表面と裏面の吸湿差」でFOILカードは反るため、
カードから水分を取り除くこと
によってFOILカードの反りを直すことが出来ます。
強引な手段を使えば、
- レンジでチンする
- ドライヤーをあてる
- 火であぶる
などの手段もありますが、それらの方法では反りは直っても大事なFOILカードを痛めてしまいます。本末転倒です。
FOILカードを痛めることなくカードの水分を取り除くには、
タッパーに除湿剤と一緒にFOILカードを入れる
という方法が最適です。
反りを直したいFOILカードをタッパーに入れ、
FOILの上に”おもし”(MTGカードの束がお勧め)を乗せ、その上に除湿剤を乗せ、
タッパーのフタをして密閉状態にします。
今回の例では「なんでも除湿シリカゲル」という除湿剤を使用して一晩放置しました。
結果として、下記画像のようにFOILカードの反りがキレイに直りました。(乾燥させすぎると逆側に反ってしまう場合があるため、その場合はしばらく外気に触れさせて放置しておけばちょうど良い状態なります)
FOILを反らさない方法
上記項目にて、「FOILカードの反りの直し方」を紹介しましたが、いちいちFOILが反るたびにタッパー&除湿剤で反りを直すのは正直結構めんどくさいです。
そこで、FOILを反らさない方法として個人的にお勧めするのが、
二重スリーブでFOILカードを保護すること
です。
下記の画像のように「ぴったりサイズのスリーブ」を一重目のスリーブとしてカードの上からかぶせ、
下記画像のように「通常サイズのスリーブ」を二重目のスリーブとしてカードの下からかぶせることで、FOILカードを外気からほぼ完璧に守ることが出来ます。(一重目と二重目を上下逆方向からかぶせるのがポイントです。)
※なお、今回の例では一重目の「ぴったりサイズのスリーブ」にはTCG界のロングセラー「カードバリアー100パーフェクト」を、二重目の「通常サイズのスリーブ」には個人的に愛用している「カードバリアーマット(ブラック)」を使用しています。
比較検証のために、
- まったくスリーブで保護しないFOILカード
- 一重スリーブ(通常サイズ)のみで保護したFOILカード
- 二重スリーブ(ぴったり&通常サイズ)で保護したFOILカード
を放置して経過を観察中です。
しばらくしたら結果を報告します(^^)
【追記】
3種類の保護方法で放置した3枚のFOILカードの反りの違いを報告します!
左からノースリーブ、1重スリーブ、2重スリーブとなっています。
まず、ノースリーブのものですが、横から撮影すると明らかな反りが見られます。
FOILカードをスリーブ無しで保存するのがあまり良くないことが分かりますね。
また、1重スリーブで保護したものは一見反りは見られないものの、端を指で押さえるなどするともう一方の端が浮くことから多少反りが出てしまっていることが分かります。
2重スリーブで保護したものよりも大きく片側が浮くことから、1重スリーブの保護でも多少は湿気による反りが生じてしまっていることが分かりました。
まとめ: MTGのFOILの反りの直し方とFOILを反らさない方法について
これまでの記事を3行でまとめると、
- FOILを反らす原因はカード表面と裏面の材質の違いによる吸湿差
- FOILの反りを直すならば、タッパー&吸湿材を使うのがおすすめ
- FOILを反らさないためには二重スリーブでFOILカードを保護するのがおすすめ
となります。
この記事が、ご覧くださった皆様のご参考になれば幸いです(^^)
コメントを残す