ジャングルの奥地、スゥルタイの居城で迎えたシルムガルの氏族からの襲撃。
1体で数百のゾンビをなぎ倒すシルムガルの氏族ドラゴン達。精鋭のナーガ達もなすすべなく倒れていった。
スゥルタイの城内に響くドラゴン達のうめき声、どこからか聞こえる「スゥルタイももう終わりか・・・」という声。
すでに諦めつつある家臣たちを横目に、タシグルはひとり泣いていた。
タルキールの世界で手にした地位、名誉、金銀財宝。そして何よりスゥルタイ氏族のカンとしての圧倒的優越。
それを今後のスゥルタイで得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
「どうすりゃいいんだ・・・」タシグルは悔し涙を流し続けた。
どれくらい経っただろうか、タシグルははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ。冷たい髑髏の感覚が現実に引き戻した。
「やれやれ、(青/緑)(青/緑)(2)を払って、アドを稼がなきゃな」タシグルは苦笑しながらつぶやいた。
立ち上がって伸びをした時、タシグルはふと気づいた。
「あれ・・・?仲間たちがいる・・・?」
居城から飛び出したタシグルが目にしたのは、シルムガルの氏族と互角以上に渡り合う仲間たちの姿だった。
ドラゴン達を排除せんと、地鳴りのような鼓舞する喚声が響いていた。
どういうことか分からずに呆然とするタシグルの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「タシグル、+1/+1カウンターをやる、早く行くぞ」声のほうに振り返ったタシグルは目を疑った。
「ダ・・・ダガタール?アブザン、カン!?」
「なんだタシグル、居眠りでもしてたのか?」
「シ・・・シュー・ユン?」
「なんだタシグル、勝手にシディシを裏切り者にしやがって」
「アリーシャさん・・・」
タシグルは半分パニックになりながら、スゥルタイ城を囲む見方の軍勢を見た。
1番:始まりの木の管理人
2番: 死に微笑むもの、アリーシャ
3番: 沈黙の大嵐、シュー・ユン
4番: 黄金牙、タシグル
5番: 不屈のダガタール
6番: 龍爪のヤソヴァ
7番: 粗暴な軍族長
8番: 囁きの森の精霊
9番: 精霊龍、ウギン
暫時、唖然としていたタシグルだったが、全てを理解したとき、もはや彼の心には雲ひとつ無かった。
「勝てる・・・勝てるんだ・・・!」
CIP時の誘発効果で「英雄の刃」を装備し、シルムガルへと全力疾走するタシグル、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
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翌日、シルムガルの首でネックレスになっているタシグルが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息をひきとった。
内川コピペの改変ネタが面白かったのでMTG FANでもチャレンジしてみました(^^)
それなりにがんばったとは思います。
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