海外の有名サイト「Channel Fireball」に掲載された
TOP 5 SIDEBOARDING TRAPS(サイドボードの5つの罠)
という記事を和訳しました!
殿堂プレイヤーのLuis Scott-Vargas氏によるサイドボーディングに関する記事となっています。
難しい話は抜きにして、以下に示す5つのカードが私が考える「サイドボードの5つの罠」のリストです。
まずはっきりさせておきたいのは、私はこれらのカードがあなたのサイドボードに決して現れてはいけないと言っているわけではありません。
しかしながら、これらは多くの人があまり考えることなくサイドボードに突込みがちなカードの代表であり、あなたはそれらをサイドに入れる理由について熟考すべきです。
5) 神聖の力線(Leyline of Sanctity)
人々は「神聖の力線」をサイドに入れることが大好きです。なぜなら、上手く機能すれば、「神聖の力線」はノーコストで戦場に出せ、しかも対戦相手の多くのカードを封殺するからです。
しかしながら、実際には「神聖の力線」が相手の大量のカードを封殺することはほとんど無く、実際は4~8枚のカードを封殺する程度のことがほとんどです。
それは良い比率ではありませんし、あなたのデッキが速いコンボ等でない限り、グリクシスやジャンドのようなデッキへの対抗手段として「神聖の力線」は最適解ではない可能性が高いでしょう。
4) 血染めの月(Blood Moon)
私はサイドボードに「血染めの月」を大量に突っ込むことはほとんどしません。
たしかに「血染めの月」が有利に機能するマッチアップはありますが、基本土地がほとんど入らないトロンやミッドレンジデッキのようなビッグマナ・デッキに限られています。これらのデッキには、それほど多く遭遇するわけではありません。
それらに対抗する手段だけのために、「血染めの月」をサイドボードに入れることはおすすめできません。なぜなら、遅れた1~2枚のフェッチが、逆にあなたの首を絞めるかもしれないからです。
3) 虚空の杯(Chalice of the Void)
「虚空の杯」はコンボに対して非常に効果的であり、1マナ域のカードを封殺する方法としても非常に有効です。
私の、このカードの好きではない使われ方 – このカードがしばしば誤って使われるところでもある – は、「虚空の杯」を1ターン目に置く手段を多く持つことなく、アグレッシブなデッキへの対抗手段として使ってしまうケースです。
それは「野生のナカティル」や「ゴブリンの先達」を切り捨てるかもしれませんが、それらがすでに動き始めており、あなたのライフがすでに10点になった時点では、あまり意味は無いのです。
2) 真髄の針(Pithing Needle) // 魔術遠眼鏡(Sorcerous Spyglass)
「魔術遠眼鏡」は、失敗がありえないという点で「真髄の針」よりも魅力的ですが、これらのカードはどちらも多くの人が思うほど広い用途を持っていません。
彼らは特定の効果に対して非常に効果的ですが、「相手が持っているかもしれない」という理由でランダムなカード名とともに戦場に叩きつけるのはやめましょう。
1) 外科的摘出(Surgical Extraction)
「外科的摘出」は、対戦相手の「差し戻し」や「タルモゴイフ」などの相手のグッドカードに対して叩きつけるのがとても気持ちいいので、誤ってサイドボードに入れられやすいカードの代表例です。
はい、このカードは墓地を活用するデッキに対してとても優れた対抗手段です。しかし、ジェイスへの愛(相手のジェイスを根絶やしにする気持ちよさ?)のために、これを価値の有るカードのように誤用しないでください。
私はそれがフリープレイでき、あなたに大きな満足感をもたらすことも知っています。しかしながら、その快感こそがまさに、誰もが抗えない「罠」なのです。
まとめ
後々、このリストを追加するかもしれませんが、今はこれらの5枚のカードを「サイドボードの5つの罠」として挙げます。引っかからないように、ご注意を!
モダン構築のサイドボーディングを見直すきっかけになる良記事となっています(^^)
※日本語訳は可能な限りしっかり調べて行っていますが、誤訳や意味の取り違えがないとも限りません。もし、違和感を感じた翻訳箇所があれば、日本語訳の前に付いている元の英語文をしっかりとご確認ください。
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