この記事では、
MTG「エルドレインの王権」の公式ストーリー
を一覧でまとめています!
目次
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第8回:めでたしめでたし
氷よりも痺れる衝撃に、ウィルは動けませんでした。矢を受けた大鹿は震えながら後ずさり、白い息をひとつ吐いて、井戸へもたれかかるように倒れました。アヤーラ女王は勝ち誇って、全員に見せつけるように弓を掲げました。
その時です。咆哮を響かせてガラクが現れ、アヤーラへ飛びかかりました。外すことなどありえない距離、そして女王は勝利に浸って油断しています。ですが斧が振り下ろされた瞬間、一羽の大鴉が空へ舞い、かろうじて刃を避けました。続けて一体のグリフィンが翼を広げて大鴉を追い、鉤爪で空から叩き落そうとしました。その瞬間に大鴉はドレイクへと変身し、グリフィンは宙でよろめいて小屋の屋根に落下しました。ドレイクは身体をよじり、稲妻と氷で動けない人だかりの中へ飛び込むと、尾を振ってエルフや騎士たちをなぎ倒し、近づこうとするガラクを妨害しました。
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第7回:野生語りの帰還
全てがあっという間の出来事でした。ですがようやく脱出できるのです。カドーは馬に駆け寄り、青白い顔でその苦しみを終わらせてやりました。ローアンは呆然としたままのウィルに声をかけ、シーリスの手当てを急ぎました。骨折した肩と脚を固定されながら、シーリスは苦痛にかすれた声で言いました。
「私、完全に間違っていた。あの石は呪いを抑えていたのよ」
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第6回:王冠泥棒、オーコ
大鹿は黒曜石の橋を渡って行ってしまいました。父の唯一の手がかりを逃がすわけにはいきません。ローアンはそのまま翡翠の橋を渡ろうとしますが、エローウェンの叫びがそれを止めました。
「そっちじゃないよ! 大鹿が使った橋を渡らないと」
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第5回:残忍な騎士
ギャレンブリグの辺境には侘しい風景が広がっていました。僻境はすぐそこのように思えました。遠くには白い山々が見えます。やがて雪に覆われた平原を横切って、熊に騎乗したギャレンブリグの騎士たちが現れました。彼らは攻撃的なほどにぴりぴりして、訪問者を歓迎したくはない様子でした、その理由はすぐにわかりました。
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第4回:不可解な幻視
冬が来ました。容赦ない嵐が吹き付け、忠誠の円環に支えられた頑強なアーデンベイル城ですら揺れていました。ウィルは広間の隅、落ち着かない気分で立っていました。いつもの冬には賑やかな社交場となるこの場所には、今や不安と疑念が渦巻いていました。
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第3回:知りたがりの二人
レッドキャップたちはその巨漢から距離を保ちつつ、二つの集団に分かれて近づいてきます。その時不意に、岩の影で何かが動きました。ローアンが気をとられたその一瞬、レッドキャップが迫りました。ローアンは素早く避けますが、一本の刃が腕をとらえました。焼けるような痛みが皮膚を突きました。
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第2回:むかしむかし
まだ名前も知らない次元、そのどこかの森にて。突然襲いかかってきた巨体の狩人を、オーコは魔法の茨で拘束しました。何という乱暴者でしょうか。顔は錆びた兜で上半分が隠され、しかめっ面と歯を際立たせています。よく観察すると、青ざめた皮膚には黒い血管が浮き出ています。棘の傷からにじみ出る血は黒く、腐敗に毒されているのがわかりました。汚れた外套と衣服は、乾いた血と泥でひどく臭いました。
MTG「エルドレインの王権」公式ストーリー 第1回:その舞台と人物
新たな世界、エルドレインへようこそ! 全8回予定のこの連載では、『エルドレインの王権』のメインストーリー、ローアン・ケンリスとウィル・ケンリスの双子が父王を探す冒険譚を紹介していきます。ですがまずは、その舞台となる世界とキャラクターから入りましょう。
まとめ
MTG「エルドレインの王権」の公式ストーリー(特別編)は、2019年10月3日(日本時間)より毎週木曜日(水曜日深夜)の定期更新予定となっています(^^)
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