MTG「イクサランの相克」に収録されるセレズニア・カラーになった「ファートリ」の名を有するプレインズウォーカー
Huatli, Radiant Champion(光輝の勇者、ファートリ)
が公開されました!
緑白2で唱える初期忠誠値3のプレインズウォーカーで、
- +1: このカードの上に自軍のクリーチャーの総数に等しい忠誠カウンターを置く。
- -1: 対象のクリーチャーに+X/+Xの修正を与える(Xは自軍のクリーチャー総数)
- -8: 「あなたのコントロール下でクリーチャーが戦場に出るたび、カードを1枚引く」の紋章を得る
という3種の能力を持ったカードです。
クリーチャーの頭数を並べるタイプのデッキで採用したいプレインズウォーカーとなっています。
MTG「イクサランの相克」収録カードリストまとめ
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【追記】
日本語版カード「光輝の勇者、ファートリ」が公開されました!
先週、私は、スタンダード内のプレインズウォーカーの色のバランスがある程度取れるようにするために使っている、プレインズウォーカーの格子について語った。さまざまな因子から、この格子は緑白のプレインズウォーカーの必要性を示していた。通常、緑白のプレインズウォーカーと言えばアジャニだが、ストーリー上の理由からアジャニはイクサランにはいない。そこで、我々は新しいキャラクターを作る必要に迫られた。
本当にそうだろうか。最初にファートリを作ったとき、彼女は恐竜に関連するプレインズウォーカーなので、赤緑白にすることを検討した。『イクサラン』では彼女は2色にする必要があったので、最終的に彼女を赤白にしたのだ。しかし、性質的には彼女は明らかに緑の要素を持っている。ストーリー上彼女の性質をいくらか変化させて、このセットの緑白のプレインズウォーカーにするのはどうだろうか。
ファートリを使うと決めたら、次の問題は、彼女のカードをどうデザインするかだった。我々は、彼女を「クリーチャーに優しい」プレインズウォーカーにするというアイデアを採用することにした。『イクサラン』版の赤白のカードもそうだったので、キャラクターの連続性を生み出すことになる。
緑と白は最もクリーチャー寄りの2色なので、使えるメカニズム空間が充分にあるということはわかっていた。赤白のときにしたようにクリーチャーのサイズを参照するのではなく、今回はコントロールしているクリーチャーの数を参照するようにしたらどうだろうか。おそらく、最初にできたのは2つ目の能力だろう。彼女は自軍のクリーチャーの数に基づいてクリーチャーを強化するのだ。次は奥義だ。クリーチャーが自分のコントロール下で戦場に出るたびに利益を得るような紋章を作るというのはどうか。
[+1]能力にはいろいろな選択肢があった。小型クリーチャー・トークンを生成するのはメカニズム的にはふさわしかったが、キャラクターにふさわしいとは言えなかった。ファートリは大型の動物に惹きつけられるのだ。また、赤白版で恐竜を生成していたので、何かトークン以外のことをしたいと考えた。そこで、1つ目の能力を、クリーチャーと忠誠度を関係づけるものにするというアイデアが生まれた。クリーチャーが多ければ多いほど、得られる忠誠度が多くなるのだ。これはメカニズム的にもフレイバー的にもふさわしいものだ(そして両ファートリをお互いに相性良く使えるようにした)。
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