MTG「イクサランの相克」にレアで収録されるイゼット・カラーの伝説のエンチャント
Storm the Vault/Vault of Catlacan(宝物庫襲撃/カトラカンの宝物庫)
が情報公開されました!
Whenever one or more creatures you control deal combat damage to a player, create a colorless Treasure artifact token with “T, Sacrifice this artifact: Add one mana of any color to your mana pool”
At the beginning of your end step, if you control five or more artifacts, transform Storm the Vault.
(仮訳)
あなたがコントロールする1体以上のクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、タップ&生贄で好きな色マナを生産する宝物アーティファクト・トークンを1個生成する。
あなたの終了ステップ開始時に、あなたが5個以上のアーティファクトをコントロールしているなら、このカードを変身させる。
表面は青赤2で設置する伝説のエンチャントで、あなたがコントロールするクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに宝物トークンを生成できるようになります。
また、あなたの終了ステップにあなたの場に5個以上のアーティファクトがあると変身し、タップで自軍のアーティファクトの数だけ青マナを生産する「トレイリアのアカデミー」のような伝説の土地「Vault of CATLACAN」となります!
T: Add one mana of any color to your mana pool.
T: Add U to your mana pool for each artifact you control.
(仮訳)
タップ: あなたのマナ・プールに好きな色のマナ1点を加える。
タップ: あなたのマナ・プールにあなたがコントロールするアーティファクトの数に等しい青マナを加える。
スタンダードでワンターンキルのコンボデッキ「MoMa」を生み出したことでも知られる、その圧倒的凶悪さでMTGの歴史に名を残す土地のオマージュ・カードとなっています!
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【追記】
日本語版カード「宝物庫襲撃/カトラカンの宝物庫」が公開されました!
『イクサラン』ブロックで、第2面が土地の両面カードを使うというアイデアが浮かんだとき、我々はどんなクールな土地を作れるかと考え始めた。即座に思いついたのか、過去の名高い土地のことだった。マジック史上最も有名で、おそらく最も壊れている土地といえば、『ウルザズ・サーガ』の《トレイリアのアカデミー》である。
《トレイリアのアカデミー》は最初、(《ガイアの揺籃の地》《セラの聖域》とともに)自分が戦場でコントロールしている特定のパーマネント・タイプの数に等しい無色のマナを出すという、土地3枚からなるサイクルの一部だった。(我々はこの土地は強すぎるんじゃないかと冗談めかして言っていたのだ。)
私は他に2枚の土地が色をテーマにしているように見えるので、この5枚の土地に色を割り当てることができると気づいたのだ。例えば《トレイリアのアカデミー》は、アーティファクトと紐付いていて、青はアーティファクトと長く強いつながりがある色なので、タップして出せるマナが無色ではなく青になったのだ。クリーチャーは緑、エンチャントは白、ということで《ガイアの揺籃の地》と《セラの聖域》も同様になった。《ファイレクシアの塔》はクリーチャーを生け贄に捧げてマナを出すので黒、《シヴの地溝》は直接ダメージを与えるので赤だ。ここから色関連のサイクルを作るのは当然だろう。そう、史上最も壊れた土地に私がしたことは、それの強化だったのだ。
《トレイリアのアカデミー》は全体的に禁止され、そして多くの構築フォーマットに多大な影響を与え、今も与え続けている。そこで、『イクサラン』ブロックのカードが変身するクールな土地を探したとき、《トレイリアのアカデミー》(と、『イクサラン』で《太陽の揺籃の地、イトリモク》となった《ガイアの揺籃の地》)が真っ先にリストに挙がったのだ。『イクサラン』ではふさわしいものを見つけることができなかったので、『イクサランの相克』では《トレイリアのアカデミー》を両面カードの第2面の土地として使うことになった。
『イクサランの相克』には、敵対色の両面カードの土地というサイクルが存在していた。アーティファクトと肯定的な関わりを持つことが最も多い色は青と赤なので、青赤がふさわしいと思われた。(白は装備品と相性がよく、アーティファクトと3番目に相性がいい色である。)第2面は大量のアーティファクトを必要とするので、第1面でそうなるようにすることに筋が通る。
デザイン・チームはそのためのさまざまな方法を模索した。まずは他のアーティファクト・カードと相互作用するさまざまな方法を調べた。最終的には、このブロックの要素である宝物・トークンが、このカード自体でアーティファクトを生み出す方法だということに気がついたのだ。そして彼らは、攻撃的になることを推奨すべく、戦闘ダメージを宝物・トークンを得るための誘発イベントにすることにした。そして最後に、《トレイリアのアカデミー》の土地を財宝でいっぱいの宝物庫にするというクールな微調整が加えられたのだった。
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